オタ福の語り部屋

獣医学を追求する。その先に見えるものは…

【全身性エリテマトーデス】②どう検査、治療する

f:id:otahukutan:20190923150854p:plain 【はじめに】

今回は前回に引き続き『全身性エリテマトーデス』に関してです。検査方法と治療法を中心に解説していきます。
全身性エリテマトーデスは身体のあらゆるところで、炎症が起こってしまう非常に怖い自己免疫疾患です。
正しく診断し、治療を行うにはどうすれば良いのでしょうか?

 

【目次】

  • 【診断方法】
    • 『ANA陽性・陰性で分けられる』
    • 『SLEの診断基準』
    • 『検査するべきもの』
    • 『生検の診断価値は低い』
  • 【特殊な検査】
    • 『エリテマトーデス(LE)細胞検査』
    • 『抗核抗体(ANA)』
    • 『自己抗体』
  • 【治療法】
    • 『まずはプレドニゾロン』
    • 『免疫抑制剤との併用』
      • 「犬→プレドとミコフェノの併用療法」
      • 「(猫)コルチステロイド+クロラムブシル」
    • 『レバミゾールとプレドを使う』
  • 【予後について】
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】

 

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【胃拡張・胃捻転症候群】~"すきま時間"の獣医学~

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【はじめに】

今回は『胃拡張・胃捻転症候群』についてです。この病気は大型犬での発生が多く、少し治療が遅れると命を落としかねない、とても緊急性が高い病気です。

 

【目次】

  • 【胃拡張・胃捻転症候群】
    • 『胃拡張・胃捻転症候群とは』
    • 『どのような犬で発症しやすい?』
    • 『GDVの症状とは?』
    • 『GDVの危険性について』
    • 『なぜ起こる?原因は?』
    • 『診断方法は?』
    • 『治療法』
  • 【最後に】

 

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【犬のレプトスピラ染症】犬だけじゃない、人にもかかる怖い細菌

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【はじめに】

今回は『レプトスピラ症』についてです。レプトスピラ症は病原性レプトスピラによる感染症で、『げっ歯類-犬-人』で感染環が成り立っています。池や沼、水たまりなど、野ネズミが生息している場所ではレプトスピラの感染リスクがあります。
今回はそんなレプトスピラ症についてご紹介します。

 

【目次】

  • 【レプトスピラ症について】
    • 『レプトスピラ症とは』
    • 『レプトスピラってどんな細菌?』
    • 『感染環について』
    • 『症状について』
    • 『診断方法』
    • 『どうやって治療するか』
    • 『予防するには』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】

 

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【全身性エリテマトーデス】①その概要と症状とは

 

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【はじめに】

今回は『全身性エリテマトーデス』について解説します。
全身性エリテマトーデスは自分の免疫が悪さをすることで起こる自己免疫疾患です。その標的はある特定の臓器ではなく、全身の臓器(細胞)を標的とし得ます。それゆえ、全身で炎症が起こり、とてもしんどい病気です。
 

【目次】

  • 【全身性エリテマトーデスとは】
  • 【SLEの病態について】
    • 『SLEで暗躍する役者たち』
    • 『SLEに発展しやすい遺伝子とは』
    • 『SLEと環境因子』
    • 『ある薬の服用によってSLE様の病気が起こる』
    • 『SLEと病原体』
  • 【SLEの症状とは】
    • 『SLEの発症年齢と具体的な種類』
    • 『跛行:足を引きずる』
    • 『発熱』
    • 『腎疾患』
    • 『皮膚病変』
    • 『血液成分の変動』
    • 『ループス抗凝固因子』
    • 『中枢神経障害』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
  • 【関連記事】
    • 『過敏症について』
    • 『自己免疫疾患』

 

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【免疫抑制を目的とする薬】~"すきま時間"の獣医学~

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【はじめに】

今回は『免疫抑制を目的に使用する薬』についてお話しします。
今回紹介するような免疫力を敢えて抑える薬は自己免疫疾患など自分の免疫が悪さをすることで、自分の体が攻撃されてしまう病気で使用されます。

これらの薬にはどのようなものがあり、どのような効果や副作用があるのかについて解説していきたいと思います。

【目次】

  • 【免疫抑制を行う薬の分類】
    • 『グルココルチコイド系】』
    • 『免疫抑制剤系』
    • 『抗がん剤系』
  • 【最後に】
  • 【関連記事】
    • 『(医原性)クッシング症候群』
    • 『自己免疫疾患の一覧』

 

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『天疱瘡』ってなに?天疱瘡を種類別に解説!

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【はじめに】

今回は『天疱瘡』についてです。
天疱瘡とは自己免疫疾患の1つで、表皮の細胞がお互いをくっつけるための接着分子(マジックテープのようなもの)を攻撃し、皮膚がボロボロと剥がれ落ちてしまう病気です。

どの接着分子を攻撃するかによって病態は異なり、病名も分類されています。
今回は「落葉状天疱瘡」を中心に、
そのほかの
・紅斑性天疱瘡
・尋常性天疱瘡
などを簡単にご紹介できればと思います。

【目次】

  • 【天疱瘡とは】
    • 『天疱瘡の定義』
    • 『デスモソームについて』
  • 【落葉状天疱瘡】
    • 『落葉状天疱瘡とはどんな病気か』
    • 『好発のあれこれ』
    • 『落葉状天疱瘡で見られる症状』
    • 『どのような診断アプローチを行うか』
      • 「①:病変部位と症状」
      • 「②:感染症の除外」
      • 「③:病理学的所見」
    • 『落葉状天疱瘡で行われる治療』
  • 【紅斑性天疱瘡】
    • 『紅斑性天疱瘡とは』
    • 『顔面に限局する病変とは』
    • 『診断方法について』
    • 『紅斑性天疱瘡の治療法』
  • 【尋常性天疱瘡】
    • 『尋常性天疱瘡ってどんな病気?』
    • 『尋常性天疱瘡で見られる症状』
    • 『どうやって診断するか?』
    • 『治療は3つのアプローチ』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
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猫のリンパ腫⑤~治療法と予後~

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【はじめに】

今回は『猫のリンパ腫の治療法と予後』についてです。
多中心型リンパ腫が多い犬と比べ、猫で組織型や発生部位もバラツキがあるので、ゴールドスタンダードなリンパ腫の治療法が今ひとつ確立していません。
かつてFeLVが猛威を振るっていた時代に確立された化学療法も、FeLVが落ち着いた今日で果たして有効なのか、適応可能なのかを注意して治療を進めていかなければなりません。
今回はそんな猫のリンパ腫の治療法についてお話しできればと思います。

猫のリンパ腫①~統計とリスク因子~

猫のリンパ腫②~病因と挙動~

猫のリンパ腫③~症状~

猫のリンパ腫④~診断とステージ分類~

猫のリンパ腫⑤~治療法と予後~

【目次】

  • 【化学療法について】
    • 『L-CHOPプロトコルとは?』
      • 「L-CHOPが有効となるのは」
      • 「L-CHOPで使われるドキソルビシン、その副作用は?」
    • 『COPという方法もある』
  • 【腸管型リンパ腫の治療法】
    • 『良性のリンパ腫の場合』
    • 『悪性のリンパ腫の場合』
    • 『栄養療法』
  • 【縦隔型リンパ腫の治療法】
    • 『FeLV陽性猫の場合』
    • 『FeLV陰性猫の場合』
  • 【節性リンパ腫の治療法】
  • 【鼻腔内リンパ腫の治療法】
    • 『放射線治療を用いる』
    • 『化学療法を用いる』
  • 【その他のリンパ腫の治療法】
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
  • 【関連記事】
    • 『抗がん剤に関する記事』
    • 『猫のリンパ腫シリーズ』
    • 『リンパ腫が起こりやすい疾患』

 

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