オタ福の語り部屋

獣医学を追求する。その先に見えるものは…

【蛋白漏出性腸炎(PLE)】~"すきま時間"の獣医学~

f:id:otahukutan:20191010094335p:plain

【はじめに】

今回は『蛋白漏出性腸症(PLE)』についてです。よく聞く蛋白漏出性腸症ですね。この病気を患っているワンちゃん、結構ツイッターなどでも見かけます。この病気を調べているとまだ解明されていない事があって、めちゃくちゃ奥が深いように感じます。でも今回は"すき獣シリーズ"なので、そんな蛋白漏出性腸症について、簡略化してご紹介します。

 

【目次】

  •  【蛋白漏出性腸症について】
    • 『概要と症状』
    • 『原因』
    • 『腸リンパ管拡張症について』
      • 「詰まるのが原因」
      • 「症状」
    • 『診断方法』
    • 『治療法』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
  • 【関連記事】

 

続きを読む

【アレルギー性肺炎(好酸球性気管支肺症)】

f:id:otahukutan:20191013004151p:plain

【はじめに】

今回は『アレルギー性肺炎(好酸球性気管支肺症)』についてです。アレルギー性肺炎と好酸球性気管支肺症は別物の病気ですが、明確な定義の区分がありません。 今回は定義の話をはじめ、アレルギー性肺炎はどのような動物で起こりやすいのか、そして見逃してはいけない鑑別疾患とは何かについてお話をしていきたいと思います。 

犬猫で多い4つの肺炎
 
【細菌性肺炎】
【ウイルス性肺炎】
【アレルギー性肺炎(好酸球性気管支肺症)】 
・誤嚥性肺炎

 

【目次】

  • 【アレルギー性肺炎とは】
    • 『定義の話』
    • 『病態生理:どのような病気か』
  • 【症状】
    • 『100%見られる症状』
    • 『急性期に見られる症状』
    • 『そのほかの症状』
  • 【診断方法】
    • 『EBPの診断方法一覧』
    • 『レントゲン検査』
    • 『気管支鏡検査』
  • 【治療法】
    • 『基本となる治療法』
    • 『吸引ステロイド薬を使用する』
  • 【予後】
  • 【見落としてはいけない鑑別疾患】
    • 『鑑別すべきは寄生虫感染』
    • 『寄生虫感染の診断方法』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
  • 【関連記事】
    • 『細菌性肺炎』
    • 『ウイルス性肺炎』
    • 『肺がん』

 

続きを読む

【右動脈弓遺残】"すきま時間"の獣医学

f:id:otahukutan:20191009194505p:plain

【はじめに】

今回は『右動脈弓遺残』についてです。本来なくなるはずの血管が残ってしまい、食道を縛ってしまう病気です。ミルクから流動食に切り替えてから、急にご飯を吐き出すようになった場合、この病気の可能性があります。

 

【目次】 

  • 【右動脈弓遺残について】
    • 『右動脈弓遺残とは』
    • 『症状』
    • 『診断方法』
    • 『治療法』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
  • 【関連記事】
    • 『鑑別疾患』
続きを読む

【ウイルス性肺炎】二次感染にはご用心、ウイルス性肺炎のお話(+おまけでインフルエンザの話も)

f:id:otahukutan:20191010222426p:plain

【はじめに】

今回は犬猫でおこりやすい4つの肺炎の1つ『ウイルス性肺炎』について解説していきます。ウイルス性肺炎は細菌性肺炎と双璧をなす肺炎で、流行に乗って感染が拡がる感染性の疾患です。

犬猫で多い4つの肺炎
 
【細菌性肺炎】
【ウイルス性肺炎】
【アレルギー性肺炎(好酸球性気管支肺症)】 
・誤嚥性肺炎

【目次】

  • 【どんなウイルスが感染するのか】
  • 【症状】
  • 【診断方法】
  • 【二次性細菌性肺炎に注意】
  • 【ウイルス性肺炎の治療】
  • 【おまけ:インフルエンザウイルスについて】
    • 『インフルエンザウイルス流行の始まり』
    • 『インフルエンザウイルスH3N2とH3N8』
    • 『人間に感染するの可能性は?』
    • 『インフルエンザの治療法』
    • 『ワクチンについて』
    • 『猫のインフルエンザについて』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
  • 【関連記事】
    • 『細菌性肺炎』
    • 『アレルギー性肺炎』
    • 『肺がん』

 

続きを読む

【尿沈渣で見えるもの~円柱編~】"すきま時間"の獣医学

f:id:otahukutan:20191009122634p:plain

【はじめに】

今回は『尿沈渣で見えるもの~円柱編~』についてです。「尿検査しましょうね」病院でよく聞く尿検査。なんとなく尿を調べることはわかるけど、実際何を調べているのでしょうか?
尿検査の1つに『尿沈渣』というものがあります。今回はそんな尿沈渣のお話です。

【目次】

  • 【尿沈渣について】
    • 『尿沈渣とは』
    • 『尿沈渣の検査方法』
  • 【鏡検してみよう!】
    • 『赤血球が見えた』
    • 『白血球が見えた』
    • 『円柱について』
    • 『円柱の種類』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
  • 【関連記事】
    • 『泌尿器疾患の一覧はこちら』

 

続きを読む

【細菌性肺炎】犬猫で起こりやすい『4つの肺炎』

f:id:otahukutan:20191008235530p:plain

【はじめに】

今回は犬や猫で発症が多い4つの肺炎の11つ『細菌性肺炎』について解説していきたいと思います。肺炎は病原体などの原因別に大きく4つに分けられます。今回、解説する細菌性肺炎は新生仔や高齢動物、免疫抑制療法中の犬など、体力が弱っている動物に日和見的に感染することが多いです。

犬猫で多い4つの肺炎
 
【細菌性肺炎】
【ウイルス性肺炎】
【アレルギー性肺炎(好酸球性気管支肺症)】 
・誤嚥性肺炎

今回は細菌性肺炎についてです。

【目次】

  • 【細菌性肺炎について】
    • 『細菌性肺炎の原因菌とは』
    • 『肺で細菌感染が成り立つ機序』
  • 【細菌性肺炎で見られる症状】
  • 【診断方法】
    • 『ぜひやっておきたい検査一覧』
    • 『血液検査所見』
    • 『胸部レントゲン検査』
    • 『気管支肺胞洗浄(BAL)』
    • 『原因疾患の精査も必要』
  • 【治療法】
    • 『抗生物質の投与』
      • 「ISCAIDが勧める初期治療のガイドライン」
      • 「血液-空気関門の存在」
      • 「ネブライザーを用いた抗生剤投与」
      • 「抗生物質投薬後の流れ」
    • 『低酸素へのアプローチ』
    • 『輸液療法』
    • 『細菌性肺炎における鎮咳薬は禁忌』
  • 【補助的な治療法】
    • 『気管支拡張薬』
    • 『気道粘液溶解薬(去痰薬)』
    • 『最後の手段、肺葉切除』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】
  • 【関連記事】
    • 『ウイルス性肺炎』
    • 『アレルギー性肺炎』
    • 『肺がん』

 

続きを読む

火傷の分類について

f:id:otahukutan:20191004225343p:plain

【はじめに】

今回は『動物の火傷の分類』についてです。
火傷には治療を必要としない軽度なものから、生死を彷徨うような重篤なものまで様々です。
重症かそうでないかを判断するためには正しい分類が必要になります。今回はちょっと病気とは話が逸れますが、火傷の分類についてお話ししていきます。

 

【目次】

  • 【動物の火傷治療は人の応用?】
  • 【火傷にも種類がある】
    • 『火傷の分類』
  • 【熱傷について】
    • 『熱傷の原因を考える』
    • 『熱傷を深さによって分類する』
    • 『どの程度の熱で細胞は壊れるのか』
    • 『熱傷を表面積によって分類する』
  • 【最後に】
  • 【本記事の参考書籍】

 

続きを読む